貸渡約款

Rental Agreement

第1条（レンタカー契約）

株式会社 Versailles（以下、当社という）は、約款及び細則（以下、約款という）の定めるところによりレンタカー契約書（以下、契約書という）に記載の貸渡自動車（以下、レンタカーという）を借受人にレンタル（賃貸）し、借受人はこれを借受けます。この約款に定めのない事項については、法令又は一般の慣習によるものとします。当社は、この約款の趣旨、法令及び一般の慣習に反しない範囲で特約に応ずる場合があります。特約した場合には、その特約が約款に優先するものとします。
契約期間は契約書に契約期間を記載します。契約期間の開始日を契約開始日、契約期間の終了日を契約終了日といいます。
レンタカー契約を締結するにあたって、借受人又は運転者は契約書に署名しなければなりません。他、運転者がいる場合は全員記載し、緊急時の連絡先を用意する必要があります。貸渡証に運転者の氏名、住所、運転免許の種類及び運転免許証の番号を記載し、又は運転者の運転免許証の写しを添付するため、貸渡契約の締結にあたり、借受人に対し、借受人の指定する運転者の運転免許証の提示を求めるほか、その写しの提出を求めることがあります。この場合、借受人は、自己が運転者であるときは自己の運転免許証を提示し、又はその写しを提出するものとし、借受人と運転者が異なるときはその運転者の運転免許証を提示し、又はその写しを提出するものとします。また当社にて加入のレンタカー自動車任意保険について、借受人又は運転者はその保険内容を十分に把握し、道路交通法を遵守及び安全運転に努めなければなりません。貸渡料金は貸出前までに全額支払い頂き、支払い確認後の貸出となります。当社は契約書に記載された借受人及びその他運転者、緊急連絡先に対する確認連絡を、契約中に限らず契約後も連絡が取れることができるものとします。

第2条（代替えレンタカー）

当社は、借受人から予約のあった車種クラスのレンタカーを貸し渡すことができない場合は、予約と異なる車種のレンタカーの貸渡しを申し入れることができるものとします。借受人が前項の申入れを承諾した場合は、当社は予約時と同一の借受条件で代替レンタカーを貸し渡すものとします。なお、予約された車種クラスのレンタル料金より低くなるときは、当該代替レンタカーの車種クラスのレンタル料金によるものとします。

第3条（貸渡料金）

借受人は次の料金を当社に支払わなければなりません。貸出料金はレンタカー車両、契約内容ごとに異なり、契約書に明記されます。貸出料金はそれぞれの車両で異なる計算となり、貸出料金は前払い（現金、お振込、クレジットカード）でのお支払いとなります。
貸渡契約の締結にあたり、借受人に対し、クレジットカードもしくは現金による支払いを求め、又はその他の支払方法を指定することがあります。
第1条の完了および第3条の支払いをもって契約の成立とし、当社は借受人に対するレンタカー車両の納車準備を行うものとします。
ハイシーズン期間を含む期間の貸出は割増料金が発生します。（ハイシーズンを1日でも契約期間に含む場合はハイシーズン料金が適応されます）期間及び料金は別に定め、当社のホームページ等にて公表するものとします。

第4条（マンスリー貸渡し）

マンスリーレンタカー契約に基づくレンタカー車両の使用につき、走行距離数は表記締結走行距離までの使用とします。返却時に契約距離まで利用しなかった場合でも返金は一切ございません。
契約走行距離の制限を超えて使用した場合は、借受人は契約終了時に1km超過当たり10円（税別）を当社に支払わなければなりません。
貸出時のレンタカー車両の走行距離は、契約書の表記に明記され、貸出後の走行距離契約を変更できないものとします。

第5条（レンタカー契約の終了）

レンタカー契約後、当社は自動車を貸出準備し借受人への貸出を致します。当社が用意するチェックシートを確認し借受人はその車両を引き渡し前に内外装のコンディション、装備の確認、他不備・不具合などが無いことを自ら車両をしっかりと確認しなければなりません。貸出予定日時が万が一、当社の都合で遅れた場合や貸出予定の車両が故障などでやむを得ず貸出が出来なくなった場合には契約をキャンセルできます。また当社は一切の損害賠償責任は負わないものとします。
出発・ご返却は原則として当社の貸出店舗となります。それ以外の納車場所を借受人が希望する場合は、納車にかかる陸送費用および手数料は借受人が負担するものとします。また返却時の引取を依頼される場合は、当社が設定する引取料を現地にて現金にてお支払い頂きます。ただし事前に引取を申し出た場合のみ、かつ当社が引取を許可した場合に限ります。その場合は現地引き取り日時までのご利用といたします。
借受人は契約後の借受期間の延長はできないものとします。
冬季期間はスタッドレスタイヤの場合がございます。借受人又は運転者はそれに従うものとします。

第6条（貸渡契約の終了返還・ノンオペレーション・チャージ）

借受人又は運転者は、レンタカーを借受期間満了時までに所定の返還場所において当社に返還するものとします｡返却時に車輌を当社はチェックし通常の使用によって摩耗した箇所があること等を除き、引渡し時の状態で返還するものとします。万一当社の責任によらない事故・盗難・故障・汚損等が発生し、車両の修理・清掃等が必要となった場合、その期間中の営業補償の一部として下記金額をその損傷等の程度や修理等の所要時間にかかわりなく申し受けます。車両修理に時間を要する場合、借受人は営業補償NOC（ノンオペレーション・チャージ）料金の支払いが返却時に必要となります。

車両クラスにてNOCの料金が異なります。

＜レンタカー営業補償　NOC　ノン・オペレーション・チャージ料金＞

自走してご利用店舗に返還された場合…50,000円（税別）
自走不可能な場合…100,000円（税別）

＜中型車両（キャンピングカー・積載車・ダンプカー休業補償　NOC料金＞

自走してご利用店舗に返還された場合…100,000円（税別）
自走不可能な場合…150,000円（税別）

※保険補償制度は当社ホームページに記載の内容となります。
※警察への届け出が無い、約款に違反している場合、使用上や管理上、借受人または運転者の落ち度があった場合は保険適応外となります。
※別途、自走不能の場合、レッカー代（当社貸出店舗まで）、タイヤパンクなどにより発生した損害は借受人または運転者の負担となります。
※免責事項に該当する事故、貸渡約款に違反する事故及び警察の事故証明が取得出来ない場合、損害額免責は適用せず損害額は全額、借受人の支払いとする。また当社ホームページ記載の内容となります。

NOC補償制度が適用できないケース

下記の様な運転又は状態で事故が発生した場合はすべての補償制度の適用を受けられません。

※当社の貸渡約款の条項に違反して使用した場合。
※事故現場より警察および当社への連絡等所定の手続きが取られていない場合。（損傷の大小、相手の有無、加害・被害にかかわらずその場から警察および当社にご連絡ください。）
※貸渡約款に違反している場合。
※道路交通法等の法令違反、飲酒、薬物使用、無断延長、借受人および貸渡し時にお申し出いただいた運転者以外の運転、又貸し、無免許運転、無謀運転、公序良俗に違反してレンタカーを使用すること、当社の承諾なく示談、事故の解決のための協力が得られない場合。
※保険約款または補償制度の免責事由に該当する場合、または支払いを除外されている場合など故意によって生じた損害、飲酒、薬物使用等。
※お客さま（借受人または運転者）の所有、使用、管理する財物に与えた損害。
※使用・管理上の落ち度があった場合。
※キーをつけたまま駐車し盗難にあった場合、キーの紛失。
［キーを紛失した場合、キー本体およびキーをお届けするために当社が負担した費用等の実費を、お客さまにご負担いただきます］
・迷惑駐車等に起因した損害。
・室内装備の汚損・臭気（ペット、海産物、油類、禁煙車両内における喫煙を含む）等。
・車両装備品の損失や破損。
・取扱いおよび装着不備による損害。
・セルフ給油による油種間違い。
・操作ミスによる故障。

第7条（延長利用契約）

借受人がレンタル期間中に契約期間の延長を希望する場合は、契約終了日までに貸出店舗へ連絡し、次の予約が入っていない場合に限り延長利用が可能となります。ただし、現契約の貸出終了日までに料金の支払いを第3条に従うものとする。入金が無い場合で利用された場合は第7条のレンタル延滞料が掛かります。
当社は延長レンタルを受けた場合は入金を確認した時点で、その契約を延長し契約書の期間を延長致します。借受人は当社に対し、延長期間の貸出料金を利用開始前までに前払いで第3条に従い支払うものとします。
延長レンタル契約の貸出料金は第3条に準じるものとします。
延長レンタル契約の終了手続き方法は、第5条に準じるものとします。

第8条（レンタル延滞料）

契約終了日までに借受人が第5条のいずれのレンタル終了手続きも行わない場合、契約終了日の翌日から車両の返却を含めたレンタル終了手続きが完了するまでの期間のレンタル料及びレンタル延滞料を借受人は当社に支払わなければなりません。
レンタル延滞料は契約終了日を超えて利用した日数分のレンタル利用料金を借受人は当社に第3条にてお支払いするものとします。

第9条（貸渡契約の締結の拒絶）

レンタカーの運転に必要な運転免許証を提示せず、又は当社が求めたにもかかわらず、その運転者の運転免許証の写しの提出に同意しないとき。
酒気を帯びていると認められるとき。
薬物などによる中毒症状呈していると認められるとき。
チャイルドシートがないにもかかわらず６才未満の幼児を同乗させるとき。
暴力団若しくは暴力団関係団体の構成員若しくは関係者又はその他の反社会的組織に属している者であると認められるとき。
暴力的行為若しくは言辞を用いたとき、又は合理的範囲を超える負担を要求したとき。
借受人と当社の間において、過去または現在の商取引に債務の延滞その他の事故があったとき。

第10条（レンタカー車両の使用）

使用中のレンタカーについて、毎日使用する前に道路運送車両法第４７条の２（日常点検整備）に定める点検をし、必要な整備を実施しなければならないものとします。

第11条（管理責任など）

善良な管理者の注意義務をもってレンタカーを使用し、保管するものとします。
借受人又は運転者の管理の元、レンタカーを保管するものとし、その保管費用は借受人又は運転者の負担とします。
使用中に高速道路等の有料道路、有料駐車場、その他の有料サービスを利用したときは、借受人又は運転者はその利用料金等を自らの責任において、その有料サービスを提供する者に支払うものとします。
レンタカー車両の保管または駐車に起因して第三者に損害を及ぼしたときは、借受人又は運転者の責任において解決するものとします。またレンタカー車両が違法に駐車あるいは放置された場合などにおいて課せられる反則金など、借受人又は運転者の責任で全額支払いとし、当社には一切の責任が及ばないものとします。

第12条（GPS機能）

レンタカーに全地球測位システム（以下「GPS機能」）が搭載されている場合があり、当社所定のシステムにレンタカーの現在位置・通行経路等が記録されること、及び当社が当該記録情報を利用することに同意するものとします。

第13条（ドライブレコーダー及び自動車メーカーの車両通信機）

レンタカーにドライブレコーダーが搭載されている場合があり、借受人及び運転者の運転状況等が記録されること、及び当社が当該記録情報を下記の目的で利用することに同意するものとします。

事故が発生した場合に、事故発生時の状況を確認するため。
レンタカーの管理又は貸渡契約の履行等のために必要と認められる場合に、借受人及び運転者の運転状況等を確認するため。

第14条（貸渡契約の終了時のレンタカー車両の返還）

借受期間満了時までに所定の返還場所において当社に返還するものとします。
通常の使用によって摩耗した箇所があること等を除き、引渡し時の状態で返還するものとします。万が一、不具合や内外装にダメージがある場合は、借受人は自動車を原状に修復した上、当社の指定した場所に返還しなければなりません。
規定に違反したときは、借受人は、それにより当社に与えた損害を賠償するものとします。
契約終了時に返還された車両を当社が点検した結果、借受人又は運転者の原因による事故、盗難、故障、レンタカーの汚損・臭気等により当社がそのレンタカーを利用できないことによる損害については、借受人又は運転者は当社の提示する修理見積額にて損害を賠償し、又は休業補償をするものとし、第6条に記載する修理費用や免責代金、ノン・オペレーション・チャージの支払いが必要となります。

第15条（貸渡契約の終了のレンタカー車両の返還）

レンタル期間中に車両の故障や、キズ、ヘコミなどの損傷が発生した場合、これを修理するか否かは当社が判断しその修理費用等は借受人又は運転者の負担となります。また走行上、支障が無い場合は返却時まで外傷のあるまま利用頂き、その修理費用等は借受人又は運転者の負担となります。ただし走行不能の場合で、その要因が借受人又は運転者に故障原因の過失が無い場合はレンタカーを貸出店舗へお持込み頂き、当社の負担で修理致します。借受人又は運転者への過失の有無は当社の判断とする。
故障または損傷によりレンタカー車両の使用が不可能になった場合はレンタカー契約は終了、第15条に定める手続きをとります。
損傷が軽微であると当社が判断した場合は、借受人又は運転者は修理することなく引き続きレンタカー車両を使用することができます。
車両の故障、損傷によって生じる借受人又は運転者又は同乗者の損害、不利益、不便に対し、当社はいかなる責も負わないものとします。

第16条（事故・故障による措置）

借受人又は運転者が貸渡レンタカーを使用中にレンタカーに係る事故等が発生した場合はその時点で貸渡契約は終了するものとします。この場合、借受人又は運転者は直ちにレンタカーを返却するものとし、当社は受領済の貸渡料金を借受人又は運転者に返還しないものとします。
借受人又は運転者は当社にレンタカー車両を返還した上で、第6条に定める費用を弁済しなければなりません。車両のレッカー費用は借受人又は運転者が負担するものとします。ただし故障の際に、借受人又は運転者に故障原因の過失が全くない場合は車両の入れ替えを行うものとし、またこれに借受人又は運転者は異議申し立て無く従うものとする。
借受人によるレンタカー弁済完了後、借受人が支払った未使用期間分のレンタル料は返還されます。弁済完了後、レンタカーの契約は終了となります。

第17条（故障発生時）

異常又は故障を発見したときは、直ちに運転を中止し、当社に連絡するとともに、当社の指示に従うものとします。
指示に基づきレンタカーの修理を行う場合は、当社が認めた場合を除き、当社又は当社の指定工場で行うこと。

第18条（事故発生時・盗難発生時）

直ちに最寄の警察に通報すること。
直ちに事故の状況等を当社に報告し、当社の指示に従うこと。
示談その他の合意をするときは、あらかじめ当社の承諾を受けること。
当社及び当社が契約している保険会社の調査に協力し、及び要求する書類等を遅滞なく提出すること。

第19条（車両の不返還）

契約終了日を過ぎ、当社の催告にもかかわらず借受人が第5条の手続きを行わず、または契約書記載の借受人又は運転者に対する連絡不通となった場合、当社の返還請求に応じないとき、又は借受人の所在が不明となる等の理由により不返還になったと認められるときは所轄裁判所に損害賠償請求訴訟を提起することがあります。さらに当社は刑事告訴を行う等の法的措置をとるものとし、借受人はこれに同意するものとします。
前項に該当することとなった場合損害賠償には、レンタカー延滞料のほか、請求手続料、借受人によって生じた探索に要した費用及び車輌の移動、保管、引き取り等に要した費用があります。

第20条（遅延損害金）

借受人又は運転者及び当社は、この約款に基づく金銭債務の履行を怠ったときは、借受人は当社に対し年率14.6％の割合による遅延損害金を支払うものとします。

第21条（禁止行為）

借受人又は運転者は下記に掲げる行為をしてはなりません。

レンタカーの譲渡、転貸し。
表記記載の運転者以外への転貸、国際免許の方の運転。
本契約に基づく権利の譲渡。
レンタカーを担保の目的とすること。
レンタカーを競技用（サーキット）、テスト車に使用・他車の牽引などにすること。
海岸や河川敷等の道路以外の走行による損害等。
当社の承諾を得ずに、レンタカーの現状や自動車検査証車検証の記載事項を変更すること。
当社の指示なくレンタカーに装着されている機器（ドライブレコーダー）についてその設定の変更や脱着、その他これらの一切の操作をすること

前項のほか、借受人又は運転者は当社の権利、財産、営業行為を侵害する一切の行為をしてはなりません。

第22条（運転者告知義務）

本契約書表記記載の運転者以外の方は運転してはいけません。限定されている運転者以外が運転した場合、自動車任意保険が適用されない他、借受人は当社に契約違約金として50,000円（税別）を支払うものとします。運転者を表記記載と変更したい場合は、契約書の変更手続きを完了させなければなりません。また双方の契約書に名前、連絡先などの情報を訂正するものとします。借受人はこれに異議申し立ての無いものとします。

第23条（合意管轄裁判所）

この約款に基づく権利及び義務について紛争が生じたときは、訴額のいかんにかかわらず当社の本店、支店又は営業所の所在地を管轄する裁判所となります。

第24条（細則）

当社は、この約款の細則を別に定めることができるものとし、その細則はこの約款と同等の効力を有するものとします。
当社は、別に細則を定めたときは、当社の店舗に掲示するとともに、ホームページに掲示します。これを変更した場合も同様とします。

第25条（個人情報の利用目的）

当社が借受人又は運転者の個人情報を取得し、利用する目的は次の通りです。

借受人又は運転者に対し、レンタカー、中古車その他の当社が扱っている商品の紹介及びこれらに関するサービス等の提供並びに各種イベント、キャンペーン等の開催について、宣伝広告物の送付、eメールの送信等の方法により案内するため。
当社の取り扱う商品及びサービスの企画開発、又はお客様満足度向上策の検討を目的として、借受人又は運転者に対しアンケート調査を実施するため。
個人情報を統計的に集計、分析し、個人を識別、特定できない形態に加工した統計データを作成するため。